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■イベルメクチン 大手報道機関の誤報①
『イベルメクチン』で、やっぱり大手報道機関が誤報を出していました。
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-ヤフーニュース- 2021年9月10日記事
『新型コロナで大「誤報」騒動、名だたるメディアは何を間違ったのか』
平和博桜美林大学教授 ジャーナリスト
9/10(金) 8:19
https://news.yahoo.co.jp/byline/kazuhirotaira/20210910-00257542 >
新型コロナをめぐる「薬過剰摂取」のニュースを、名だたる大手メディアが次々に取り上げネットに急拡散。だが、結果的にはそのような事実は確認できず、世界的な「誤報」騒動となった。メディアは何を間違ったのか――。
発端は米オクラホマ州ローカル局のニュースだった。それが国内外の大手メディアやソーシャルメディアを通じて増幅され、伝言ゲームのように世界に広がる。
ニュースのもとになったのは、たった1人の地元医師のインタビューだった。
そしてこの拡散ニュースは、地元病院の「過剰摂取の患者など扱っていない」と否定声明をきっかけに、「誤報」へと急転する。
ところが、事態はさらに新たな展開に...。
背後にあったのは、メディアの思い込み、そして事実確認なき伝言ゲーム型の拡散スタイル。
フェイクニュース(誤情報・偽情報)問題に、どう対処すればいいのか。今回の騒動では、その「メディア問題」としての側面が、あますところなく浮かび上がった。
●ローカル局の報道の波紋
救急治療室(ER)は満杯で、銃撃の被害者が、きちんとした治療を受けられる施設になかなかたどり着けないこともあった。
きっかけは、オクラホマ州のNBC系列のローカル局「KFOR(ニュース4)」が9月1日深夜(米中部標準時)に配信した、「イベルメクチン過剰摂取の患者でオクラホマの地方病院や救急車は満杯」との記事だ。
地元の医師へのインタビュー映像を含む2分ほどのニュース動画とともに、医師の発言をもとに、病院の逼迫状況を伝えている。そして記事の中で医師は、過剰摂取の危険性についても指摘している。
「KFOR」が紹介したのは、米国における抗寄生虫薬「イベルメクチン」の過剰摂取をめぐる混乱だ。
新型コロナ禍で、馬などの家畜用に売られているものを自己判断で過剰摂取し、体調不良となる事例が問題化。米食品医薬品局(FDA)が8月、新型コロナへの使用は未承認だとして、警告の声明を出していた。
「KFOR」は、この過剰摂取の混乱が、地元病院の逼迫を引き起こしている、との切り口でニュースと記事をまとめている。
ただ、このニュースと記事を支えているのは、たった1人の地元の医師のインタビュー証言だけだ。
この記事が、瞬く間に世界的なニュースになる。
翌日の9月2日午後4時すぎ(米東部標準時)、ニュース専門局MSNBCの人気アンカー、レイチェル・マドウ氏がこの記事をツイッターで紹介している。
マドウ氏は1,000万人を超すフォロワーがいるインフルエンサーでもある。ツイートは2万件を超すコメント、8,600件を超すリツイートを集めた。
マドウ氏のツイートの約40分後には、米ニューズウィークが「イベルメクチン過剰摂取の患者でオクラホマのERが満杯に:医師」との見出しで記事を配信している。
ニューズウィークの記事は、オクラホマの「KFOR」の記事を下敷きにしたもので、独自のデータはない。
これに続く各メディアの記事の拡散も、「KFOR」の記事を下敷きにした、ほぼ全く同じ内容だ。
9月3日午前5時半すぎ(米東部標準時)、さらにニュースメディア「インサイダー」が「オクラホマのERがイベルメクチンの過剰摂取の人々で満杯、銃撃の被害者が治療で空き待ち、と医師語る」との見出しで、記事を配信している。
米カルチャーメディア「ローリング・ストーン」が9月3日午後6時半過ぎ(米東部標準時)、「馬の抗寄生虫薬の過剰摂取でオクラホマの病院が満床のため、銃撃の被害者がずっと待たされた、と医師が語る」との見出しで記事を配信した。
同日には、首都ワシントンの政治メディア「ザ・ヒル」も「医師によればERは新型コロナ治療に家畜薬イベルメクチンを過剰摂取した人々であふれ返っている」との見出しで記事を配信している。
大西洋を渡り、英ガーディアンも9月4日午後2時すぎ(英国時間)に、「オクラホマの病院がイベルメクチン過剰摂取であふれる、医師語る」との記事を配信。
英BBCも同日夜に「イベルメクチン:オクラホマの医師が未承認コロナ薬の使用に警告」との見出しで記事を配信している。
BBCも「KFOR」の記事を下敷きにしているが、このオクラホマの医師にも、直接コメントを取っている。後述のように、この点が「KFOR」に追随した他のメディアと、大きく違う。
さらにテックメディア「テックダート」によると、フランス、オランダ、デンマーク、ノルウェー、ハンガリー、チェコ、スロバキア、クロアチア、スロベニア、インドネシアなどへとニュースの伝言ゲームは続いた。
●病院と医師が否定する
「KFOR」の記事公開から3日後、局面は大きく変わる。
9月4日午前9時半すぎ(米中部標準時)、この記事の急拡散を受けて、オクラハマ州の東部、サリソー市の地元病院「NHS(ノースイースタン・ヘルス・システム)セコイア」がフェイスブックに声明を発表する。
「KFOR」に証言をした医師は、同病院の緊急診療室も担当する医師派遣グループに所属しているが、この2カ月以上は同病院に派遣はされていないとして、こう述べている。
NHSセコイヤはイベルメクチンの摂取に関連する合併症の患者を扱ったことはない。イベルメクチンの過剰摂取の患者の扱いについても同様だ。
一方では、過剰摂取の患者もいる、とする病院も声明を出す。
やはり「KFOR」に証言をした医師の派遣先である、オクラホマ州東部、グローブ市の「インテグリス・グローブ病院」は、声明の中でこう述べている。
当院の救急治療室で数人のイベルメクチンの患者を扱ったことがあるのは確かだ。当院がイベルメクチン患者であふれているわけではないが、新型コロナなどの救急患者ですでに逼迫している状態への、さらなる重圧になっているとはいえる。
そして騒動の中心人物である「KFOR」に証言をした医師も、「発言を誤って引用された」と、記事の内容を否定する。
記事では、まるでオクラホマのすべての病院がイベルメクチン過剰摂取の人々で満杯のようだが、実際は違う。
NBC系列の「KFOR」にとっては地元オクラホマのライバル局であるCBS系列の「KOTV」は9月6日午後6時すぎ、この医師のそんなインタビューを配信した。
新型コロナ対応で病院は逼迫しており、イベルメクチン過剰摂取の人々はいるが、過剰摂取が逼迫を引き起こしているのではない、と。
たった1人の医師のコメントで、世界的に急拡散した「大誤報」は、病院の声明とその医師本人の否定コメントで、一気に訂正とファクトチェックのモードに変化していく。
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『イベルメクチン』が普及すると、ワクチン・ビジネスとワクチン利権が困ります。
その為、必死になって『イベルメクチン』の隠蔽工作や誹謗中傷をしています。
②に続く
クエスト不動産経営管理(株) 石光良次