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アビガンの開発者 白木先生

2020/05/16

富山大学医学部名誉教授で、千里金蘭大学の副学長の白木公康先生が、富士フイルム富山化学と共同で『ファビピラビル(商品名:アビガン)』を開発されました。

『アビガン』は、2014年に、抗インフルエンザ薬として国内で承認されているのです。

そして、西アフリカで大流行していたエボラ出血熱にも効果があると話題になっていた薬なのです。


この『アビガン』は、インフルエンザなどのRNAウイルスの遺伝子に作用して、RNA合成を阻害する薬です。

また、アビガンを使用してもウイルスが耐性を持たないので、いつまでも同じ有効性を維持できることも特徴です。


「新型コロナウイルスには、エボラに使ったのと同等量のアビガンを投与すれば、効果がある」
(つまり、6~9グラム/日)


『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療候補薬アビガンの特徴』の中で白木先生は、アビガンの特徴や中国で進められている臨床試験について概説し、COVID-19関連肺炎116例にアビガンを7日間投与した武漢の病院から71.4%が臨床的に回復したとの報告があり、また、COVID-19関連肺炎35例にアビガンを14日間投与した深圳の病院から91.4%が胸部CT所見で有意に改善したとの報告があることを紹介されています。

それらを踏まえ、「発症6日までにアビガン治療を開始すれば、ウイルスの早期消失、咳嗽の軽減、肺炎の進行や重症化が阻止され、それにより死亡率が激減するであろう。さらに、若年者でも肺炎の後遺症である線維化や瘢痕化を最小限にすることができ、将来の呼吸機能の低下が避けられる」と指摘されています。



「新規の感染細胞には有効だが、既感染細胞でウイルス産生を阻止する活性は低い。アビガンは耐性ウイルスができない性質を持つため、最初から最後の患者まで有効な治療ができる点で優れている」

新型コロナウイルス感染症の治療で、「一刻も早くアビガンの使用を検討すべき」との考えを強調されています。

「いつでも広く使うのではなく、現在のような緊急事態に命を救う薬という位置付けになる。」

「肺の炎症は、高齢になってから後遺症が出ることもある。肺で炎症のある患者には早い時期から投与する必要がある。」と指摘されています。

「医療機関の倫理審査委員会で了承を行い、承認を前倒ししてアビガンの投与を行うことが重症者の救命や肺炎による後遺症の回避にもつながる」との見解を示されています。



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