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■新型コロナ治療薬に期待の「アビガン」43か国に無償供与へ
2020年4月28日、新型コロナウイルスの治療薬として効果が期待される「アビガン」について、茂木外務大臣は、オランダやフィリピンなど38ヵ国に近く供与が行われる見通しだと発表されました。
※5月1日時点では、43ヵ国に増えています。
さらに、日本からの無償供与を希望する国が70か国以上にのぼります。
日本の製薬会社が開発したインフルエンザ治療薬「アビガン」は、新型コロナウイルスの治療薬としても効果が期待されていて、日本政府は、希望する国に無償で供与することになっています。
これについて、茂木外務大臣は記者会見で、これまでに70か国以上からアビガンの提供を求める要請を受け、このうちオランダやフィリピンやマレーシアなど38か国については、国際機関を通じて、近く供与が行われる見通しと発表されたのです。
茂木大臣は「海外で行われた臨床のデータは、日本にも提供してもらうことになっている。感染症の沈静化に向けて治療薬の開発は極めて重要であり、開発における官民の取り組みの強化と国際協力を一層進めていきたい」と述べていました。
「アビガン」が効かないのならば、世界の70ヵ国以上から求められることはありません。
つまり、世界の70ヵ国以上の国は、「アビガン」が非常に効果があり、是非とも欲しいと思っているのです。
この「アビガン」は、日本でも2,000件以上の投与がされています。
しかし、「特例承認」も新型コロナウイルスでの認可もされていないので、指定されている病院でしか「アビガン」の治験や観察研究での使用ができないのです。
エボラ出血熱でも効果があり、日本感染症学会でも効果が発生されている抗インフルエンザ薬なのにです。
抗インフルエンザ薬として、「アビガン」は治験を終了して、通常使用が可能なのです。
それが、新型コロナウイルスでは、容量や使用方法が異なるので、一般病院で使用することができないのです。
副作用が問題視されていますが、エボラ出血熱でも、今回の新型コロナでも重篤な副作用が見られていないのです。
他国に供与するのは仕方のないことですが、日本において日本人に、しっかりと保険が効いて、どの病院でも、すぐに使えるようにしなければなりませんね。
クエスト不動産経営管理(株) 石光良次