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なぜアビガンでは無く、レムデシビルを特例承認?

2020/05/02

4月27日、新型コロナウイルス治療薬の有力候補のひとつであるエボラ出血熱治療薬「レムデシビル」について、「まもなく薬事承認が可能となる見込みだ」と安倍首相が述べた。

「レムデシビル」は、欧米などが参加して治験を実施中ですが、中国の治験で「レムデシビル」は新型コロナに効果がないと酷評されています。

「アビガン」については、効果が出たと言っている患者さんも多いですが、「レムデシビル」は誰も治ったと言って出て来ていません。


厚労省は、海外で先に承認された場合、日本での審査を短縮する「特例承認」を適用する方針であるとされています。

また、4月28日に、政府が「レムデシビル」を5月中に薬事承認する方向で調整に入ったと発表されています。

承認されれば、日本で初の新型コロナの治療薬となってしまいます。

 
しかし、「レムデシビル」が引き起こす重篤な腎機能という副作用が、大問題として浮上しています。

米国では、新型コロナ重症患者の2~4割が急性腎不全を発症しています。

緊急の人工透析が必要なケースが急増し、人工透析用の機器や薬品が供給不足に陥っているのです。

副作用によって、「レムデシビル」を止めざるをえなかった場合も多いようです。

また、「レムデシビル」を使って、陰性になっても、後から陽性になってしまった患者も多いと情報で入ってきております。

副作用がある「レムデシビル」が承認されれば、こうした事態に拍車がかかり、日本でも急性腎不全患者が急増する恐れが出てきます。


「アビガン」では、このような重篤な副作用は確認されていません。

また、一度陰性になってから陽性に戻ることもありません。

どうも「レムデシビル」を処方されて治っても、肝臓や腎臓機能の低下によって、まともな生活ができないようです。

エボラ出血熱の際も、「レムデシビル」は効果がありませんでしたが、「アビガン」は効果を発揮しました。


「レムデシビル」は、非常に高価(1回1300~1400ドル)で、点滴薬なので入院しないと使えませんが、「アビガン」は錠剤なので自宅でも使用可能です。


また、日本で認可を受けていない「レムデシビル」が先に特例承認され、抗インフルエンザ薬としてとっくに認可されている「アビガン」が後回しにされています。


「レムデシビル」は、悪名高い「タミフル」を作ったアメリカのギリアド社の薬です。

それに比べて、「アビガン」は、日本の富士フイルム富山化学でつくられた国産の薬です。


「レムデシビル」は、中国の新型コロナ治験の失敗でギリアド株が急落と報道されています。

「アビガン」は新型コロナウイルス感染症の治療薬として、早期承認が課題となっているが、年内の承認を目指すようだと日本経済新聞から報道をされています。

「アビガン」を全国の病院で処方できるようにしたくないのですね。

このような「レムデシビル」を主たる治療薬にしようとするのは、どのような意図があるのでしょうか?



クエスト不動産経営管理(株) 石光良次


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