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不動産投資業界で起きている問題点

2019/09/15

不動産投資業界で起きている問題を整理すると、下記のような流れになります。


(1)マイナス政策によって金融機関の個人向け融資枠が緩んだ

(2)個人向け不動産販売事業者が増えた

(3)不動産取引量が増え、不動産金額が高くなった

(4)業者から購入したオーナーたちに問題が発生し始めた

(5)金融機関が(1)のころまで個人融資枠を引き締めた

(6)業者が淘汰され、不動産価格が落ち着き始めた


2011年~2017年は、本来は金融機関が融資をしないようなリスクの高い物件が多く流通し、本来は融資を受けられないような人が融資を受けて物件を購入した、という異常な状態でした。


これからの時代、かなり正常な状態で融資審査は行われるでしょう。

返済比率や自己資金額の規定強化により、融資審査では、融資希望者の属性や不動産の立地・収益性を厳しく見られるようになっています。

また、一棟物件については、賃貸経営に対する明確なビジョンをプレゼンする力が求められています。

融資に関しては、金融機関、もしくは現在も正常に営業している業者へ相談してみましょう。

そして物件の購入から賃貸まで、なんでも聞けるパートナー(管理会社等)を見つけましょう。

これが、不動産投資でもっとも成功しやすい流れとなるので、実践してみてください。


問題点を踏まえた上で、不動産投資で成功するためのポイントを紹介します。

(1)なぜ不動産投資に取り組むのか「目的」を明確にする

不動産投資で「失敗した」という方は、実は物件購入者の7割に上ります。しかし、こういった方々のほとんどは、業者の提示するメリットだけに惹かれて不動産投資を始めているのです。

不動産投資は少ない自己資金からスタートできる投資商品というメリットの反面、融資で高額な借入れを行うので、思いもよらないデメリットが発生することがあります。

借金リスクだけではなく、空室になるリスク、金利上昇リスクなど、様々なリスクが伴うのです。

メリットだけでリスクを認識せずに不動産投資をすると、失敗するリスクが大きくなります。

したがって、なぜ不動産投資をするのかという目的は、必ず明確に決めておきましょう。

明確した目的に合わせて達成できる投資プランを作るので、失敗するリスクは抑えられるはずです。

なお、金融機関とのやり取りを自身で行われる方は、必ず金融機関から「投資目的」を聞かれると認識しておいてください。

しっかりとした理由を示すことは、金融機関にとっても安心して融資を出す判断材料になります。

(2)自分の融資枠を明確に把握する

自宅や区分マンション投資では、融資枠に対して「年収の〇倍まで」という規定のある金融機関がほとんどです。

購入できる不動産の規模感を把握することは、投資プランを作成する際の重要なポイントになります。融資枠の配分を明確にできれば、その後の買増しの計画も立てやすくなります。

(3)物件購入すると同時に賃貸管理会社も決める

「自分の思うとおりの不動産を購入できた!でも、賃貸管理がうまくいかない」というオーナーが大勢いるのが、今起きている問題です。

不動産投資では、「何を買うのか」と「どう管理するのか」は同じくらい大切な課題です。

「管理は自分でやる!」という方でも、何か困ったときに相談できる相手を見つけておくことは重要です。

無理して不動産投資をしないことは何よりも大切投資用不動産は、人生において必要なものではありません。

人生を設計する上で保険の代わりになるなど、資産形成の有効な手段のひとつではあります。

不動産を担保に借入れを行い、レバレッジを最大限に利かせられるのは、他のどんな投資商品よりも優れています。

しかし、自己資金がまったくない状態で、不動産投資をスタートさせることは、最も避けるべきことだと知りましょう。



クエスト不動産経営管理(株) 石光良次


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