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融資金利と預金金利の金利差

2019/01/14

昨今の銀行の普通預金の金利は、0.02%程度と、ほぼタダ同然です。

100万円を銀行に1年間預けても、200円の利息にしかなりません。

たとえ、1億円を預けても、預金者には2万円の利益にしかならないのです。

その為、最近では、預金者もほとんど利息収入をあてにしている人はいません。


融資については、預金金利に、さらに金利を上乗せして、融資の金利が決定されます。

預金金利が0%の現在では、融資の金利も、おのずと低くなっています。


現在、住宅ローンの金利ならば、1%を切ることも当たり前のようになっています。

バブル期に住宅ローンを組んだ人からは、「嘘のように金利が低い」などとよく聞きます。

30年前は、住宅ローンの金利は、8%程度というのが一般的でした。

実は、その当時は、預金の金利が5%程度もありました。

つまり、当時の銀行は、3%の利鞘を得ることができていたのです。

しかし、現在は、1%程度の利鞘しか稼げないことになります。


つまり、本業の収入である融資による利息収入は、ドンドン下がっている状況です。

逆に、本業の融資では利益が出にくくなっているので、サラ金会社を買収したり、カードローンを推し進めたりしています。

収益力の高い(金利のバカ高い)カードローンの融資を銀行は活発化させており、今や消費者金融よりも多くの金額を融資するようになりました。

結果として、過剰なカードローン融資が社会問題化したため、金融庁は銀行のカードローン融資に規制をかけています。


借りる側にとってはよくても、銀行の儲けは、どんどん少なくなっていることが、金利1つとっても分かるのではないでしょうか?



クエスト不動産経営管理(株) 石光良次


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