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イベルメクチンはコロナ治療に有効①

2021/06/02

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 -読売新聞オンライン-  2021年4月28日記事

『イベルメクチンはコロナ治療に有効か無効か 世界的論争の決着に日本は率先して取り組め』


https://www.yomiuri.co.jp/choken/kijironko/cknews/20210427-OYT8T50019/ >



POINT

■北里大学の大村智博士が発見した抗寄生虫病の特効薬イベルメクチンが、コロナウイルス感染症(COVID-19)に効果あり、との臨床試験が途上国を中心に約80件報告されている。

■米英の多くの医師も「効果あり」として予防・治療に使うよう主張しているが、製薬会社や政府当局には「臨床試験が不十分だ」として、使用を阻止する動きもある。

■治療薬開発とワクチン接種にはまだ時間がかかる。医療経済学の観点からも薬価が安く副作用がほとんどないイベルメクチンを使用するべきとの声は強く、その採否は世界的な議論になっている。

■日本は、イベルメクチンのCOVID-19治療への使用を医師・患者の合意を条件に認めているが、積極的に承認する意向は見えない。率先して薬の効果を確認する取り組みを進めるべきだ。


認定NPO法人・21世紀構想研究会理事長 科学ジャーナリスト 馬場錬成


イベルメクチンとは何か

イベルメクチンとは、北里大学特別栄誉教授の大村智博士が1974年、静岡県・川奈のゴルフ場近くで発見した微生物が生み出す「アベルメクチン」をもとにした化合物(誘導体)である。アメリカの製薬会社のメルク社との共同研究で、もともとは家畜やペットの寄生虫、回虫などの治療薬として1981年に開発された。家畜の寄生虫や皮膚病、イヌのフィラリア症などの特効薬となり、動物抗生物質として、20年以上にわたって売上高世界トップを維持する記録的なヒット薬剤となった。

大型動物に効くのだから人間にも効くだろう、との予測から、イベルメクチンはアフリカ・中南米・中東などの河川流域で蔓延まんえんしていたオンコセルカ症(河川盲目症)の治療・予防に使えないか、研究開発も進んだ。

河川に生息するブユ(ブヨ、ブト)がヒトを刺した際に、ミクロフィラリア(回旋糸状虫)という線虫をうつし、それが体内で繁殖して失明する人が多数出ていた。この治療に役立てようと、1975年に大村博士がメルク社のウィリアム・キャンベル博士と共同研究を進め、オンコセルカ症や脚のリンパ腺に線虫がはびこって、太いむくみが出るリンパ系フィラリア症(象皮症)の特効薬としてイベルメクチン(薬剤名はメクチザン)を開発した。

世界保健機関(WHO)の研究者は「これまで出てきたどの熱帯病薬剤と比較しても、けた外れに優れた効果を持つ」とイベルメクチンを高く評価し、メルク社と北里大学に協力を求め、1987年から熱帯地方の住民に無償で配布することにした。何よりも年に1回、錠剤を水で飲むだけという簡単な服用法がWHOの評価を高めたポイントだった。

この特効薬が出てきたため、盲目になる人が続出していたオンコセルカ症は急速に減少し、コロンビア、メキシコなどでは、オンコセルカ症を撲滅したと宣言している。その後、ダニによる疥癬かいせん症や糞線虫症など重篤な風土病の予防・治療薬になることもわかり、イベルメクチンは世界中に広がった。臨床現場では、副作用がほとんど報告されないことも評価を一層高めた。大村・キャンベル両博士は、この業績を評価され、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。



COVID-19の大流行で浮上したイベルメクチン


イベルメクチンは今、新型コロナ(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)で再び世界中の注目を集めている。試験管レベルの研究で、新型コロナウイルスがヒトの細胞内で増殖する際に、ウイルスのたんぱく質の核内移行を妨害し、増殖を抑制することがわかったからだ。

エイズウイルスやデング熱ウイルスの増殖を抑制する実験データも報告され、サルの腎臓由来のVero培養細胞に新型コロナウイルス(CoV-2)を感染させてイベルメクチンを添加したところ、ウイルスの増殖が低下したとの実験結果もある。

WHOは2020年3月11日、COVID-19のパンデミックを宣言し、世界中に厳戒態勢を求めた。しかし、感染が拡大しても有効な治療薬がないことから、中南米・中東諸国を中心に、イベルメクチンをCOVID-19治療に投与する事例が広がった。

最初に臨床試験の結果が発表されたのは、アメリカ・南フロリダの4病院での臨床試験だった。20年6月に発表された試験結果によると、イベルメクチン投与患者173人の死亡率は15.0%で、非投与群107例の25.2%と比べて有意(p=0.03)に優れているというものだった。この論文は査読前だったが、その後審査を受けて20年10月、権威ある学術専門誌「Chest」に掲載されている(注1)。

20年3月、アメリカバージニア州のイースタンバージニア医科大学の呼吸器・重症患者治療主任のポール・E・マリク教授がリーダーとなって、新型コロナに関する医師連盟であるFLCCC(Front Line COVID-19 Critical Care Alliance)が設立された。FLCCCは、世界で広がっているイベルメクチンの臨床試験の報告をいち早く評価して、自分たちのプロトコルにイベルメクチンを取り入れ、他のグループの臨床試験を集約して評価をはじめた。

その結果は20年10月31日、「イベルメクチンはCovid-19パンデミックに対する世界的な解決策となる可能性を秘めている」とのタイトルで、約30報の論文を精査した結果として世界に向けて発信された。

その評価内容は、以下のような衝撃的なものだった。


1、新型コロナウイルスの複製を阻害し、感染した細胞培養において48時間でほぼすべてのウイルス物質を消失させる。

2、感染した患者の家族間のCOVID-19の感染と発症を防ぐ。

3、軽度から中等度の疾患でも、発症後早期に治療することで回復を早め、悪化を防ぐ。

4、入院患者の回復を早め、集中治療室(ICU)への入室や死亡を回避する。

5、国民全体に配布・使用されている地域では、症例死亡率の顕著な低下をもたらす。



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『イベルメクチン』や『アビガン』のような新型コロナの治療薬があるのに、効果が怪しいワクチン接種を推進し、自宅療養者に治療薬を配布しない行政や厚生労働省は、犯罪的行為をしていると言っても過言ではありません。

②に続く




クエスト不動産経営管理(株) 石光良次


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