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ファイザーの「9割」ワクチンはコロナ制圧の号砲か?④

2020/11/19

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 -JB press- 2020年11月11日記事

『ファイザーの「9割」ワクチンはコロナ制圧の号砲か』

https://news.yahoo.co.jp/articles/fcf11fff24c5beb3c12424070f2708ab08e35de3  >



■ リウマチなど炎症治療薬のコロナ転用も進む

ウイルス自体に働きかける薬剤に加えて、宿主側に働きかける薬剤、つまり人の免疫反応や合併症の正常化を狙った治療薬の開発も進んでいる。

免疫調整治療は最も活発な分野だろう。免疫は新型コロナウイルス感染症にとってはいわば諸刃の剣で、強すぎても、弱すぎても、弊害が生じうる。それらをうまくコントロールして、いかにウイルスの排除につなげるかが重要になる。

炎症反応が強すぎる「サイトカインストーム」は当初から、新型コロナウイルス感染症の過剰な免疫反応として注目されており、治療のターゲットになってきた。炎症とは、赤みができたり、痛みが生じたり、熱を持ったり、腫れたりする体の反応だ。過剰になると、肺の炎症がひどくなる、血液が凝固するなど全身の臓器が機能不全につながり、重症化や命に関わる。

炎症を起こすプロセスを防ぐよう薬剤が次々と臨床試験に入っている。国内で新型コロナウイルス感染症の治療のために2番目に承認薬となった「デキサメサゾン」はステロイド薬の一種で、体内の過剰な炎症を抑える役割がある。例えば、トシリズマブ(ロシュ)、アカラブルチニブ(アストラゼネカ)、エリトラン(エーザイ)、抗GM-CSFモノクローナル抗体ギムシルマブ(エーザイ)、サリルマブ(サノフィ)、バリシチニブ(イーライリリー)などがそれに当たる。海外での開発も含めるとさらに数は多い。炎症の関わる病気はリウマチをはじめ多く、こうした薬剤を転用する動きが盛んになっている。

細胞によってこうした免疫反応をコントロールしようとする動きも活発だ。国内ではテラやロートが乗り出しているが、海外でも研究が進んでいる。

逆に免疫を強めるような薬剤も出ている。国内では、九州大学の研究グループは、がんを攻撃する機能を持つ免疫細胞からなる医薬品「GAIA-102」を新型コロナウイルス感染症の治療に応用しようとしている。京都大学の研究グループは、「汎用性T細胞療法」という治療を新型コロナウイルス感染症に応用しようと動き始めた。

合併症治療薬も重要なところだ。こういった薬剤は新型コロナウイルス感染症で生じる血液の凝固や血栓を防ぐほか、血球が壊れる溶血などの問題を解決する。例えば、アレクシオンファーマの「エクリズマブ」という薬剤は溶血を防ぐ効果を臨床試験で検証し始めている。


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⑤に続く



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