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コロナ恐怖を煽りながらGoToを特集するワイドショーの無責任③

2020/11/05

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 -PRESIDENT Online- 2020年10月9日記事

『コロナ恐怖を煽りながら、今はGoToを特集するワイドショーの無責任』

https://news.yahoo.co.jp/articles/1244550e768895879f3a19b370b186014ce6d68b  >



■冬季オーストラリアのコロナ

アジアオセアニアは、世界の中でもコロナウイルスの被害が軽微な地域です(注13)。AFP通信の図をみるとよくわかります(注14)。

インドは特殊で、ヒマラヤやカラコルムなどの山脈で中国と人々の移動が分断されてきたので季節性コロナウイルスの移動も少なかったのかもしれません。ウイルスの流行は、地政学的な側面を持ちます。今後、海外からの研究が待たれます。

季節が逆で、流行の中で先に冬になってくれた同じ傾向を持つオーストラリアと日本のコロナの状況を見てみましょう(図表1)。

半年おきの波の周期まで、なんとほぼ同じ流行形態です。この波形の並列は、ほとんど報道されずに、欧州のロックダウンばかり報道されています。

オーストラリアは、横軸の始まりの2月が夏で今が冬。日本は逆です。オーストラリアでは感染爆発は起きずに、冬の最中に収束しました。

少数が発症し回復を繰り返し重症者も少ない蔓延期に入ったものと思われます。蔓延期のフェーズチェンジについてはお書きし(注15)、その認識を元に最初のコラムを記しました(注16)。陽性者の激増に反し、死亡者増加は軽微だったことも指摘しました。

この周期で考えると、11月から2月ごろまでは「谷」の部分になるので流行しない時期になります。次の小さな山が来るとすれば、2021年3~4月になるのではないでしょうか。そしてオリンピックの夏頃は、世界的に流行は収束していると考えています。



■オーストラリアでインフルエンザは流行しなかった

図表2は、オーストラリア政府発表の2020年冬季のインフルエンザ流行の図です(注17)。これまでの5年を通して、最低レベルの流行になっています。

まとめるとこうなります。

☆新型コロナの流行は、アジアオセアニアでは軽微であり日本もその一つだった。
☆南半球で季節が逆のオーストラリアの新型コロナウイルスCOVID-19の流行パターンは日本と同じ形態だった。(図表1)
☆流行中に冬を越したオーストラリアでは、冬季の最中でも収束した。(図表1)
☆オーストラリアでは、冬になってもインフルエンザはほとんど流行しなかった。(図表2)
☆渡航制限から海外からのウイルス持ち込みは激減している

それが既に起きた観察されたファクトと現状です。映画『TENET』(注18)のように、時間の逆行はできません。

冬季は、カゼをひきやすい時期であることは間違いありません。ウイルスに対しては、ワクチンが最も有効です。念のため、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチン、これから登場する新型コロナウイルスワクチン接種は必要だと考えています。


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ワクチンについては、副反応もありますので、打ちたい人だけ打てばいいです。

強制的になることは、勘弁して欲しいです。

③に続く



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