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申告漏れ以外の隠し事も露見する税務調査 2

2020/03/19

【相続財産2億円のCさんの場合】

Cさんの相続人は、妻・長女・次女・長男の4人がいました。

税務調査の対象となったのは、大量に残された銀行口座でした。

それは、すべてCさんの次女の夫で、銀行員のDさんが関係しているものでした。

全国各地を転勤で回ったDさんにとって、新しく赴任した支店の営業エリアで新規口座を獲得するのは、大変重要なことでした。

そこで、資産家のCさんを頼りにしたのです。

当時は、まだ現在のように口座開設の際の本人確認など、あまり厳しくない時代でした。

Cさんは、かわいい娘のために、娘婿の頼みを快く聞き入れ、自分だけでなく家族名義の口座をいくつも開設しました。

しかし、そのことを知っていたのは、Cさん本人と次女、それに次女の夫だけでした。

妻にすら知らせずに、すべて秘密裏に処理してきたのです。


【問題点】

Cさんが亡くなって、相続が発生した時も、次女は本当のことを言おうとしませんでした。

自分の夫が、父親に便宜を図ってもらっていたことを、他の家族に知られたくなかったのです。

しかし、どんなに隠そうとしても、隠し通せるものではありません。

銀行に調査が入って、事実は明るみに出てしまいました。

Cさんが残した預金の申告漏れとなった金額は、全部で600万円あることがわかりました。

これに対する追加の税金は、本税・加算税・延滞税合わせて100万円ほどでした。

このケースでは、「故意に隠した」という事実があったため、通常よりも税率の高い重加算税が課されました。

次女は「絶対にほかの家族に知られたくない。私が全額払います」と言い張りましたが、それは叶わなかったようです。

なぜなら、加算税と延滞税の通知は、相続人全員の自宅に送られることになっているためです。

すぐに、ほかの家族の知るところとなり、大騒ぎになったようです。


次女が、自分の過失を認め、追加の税金を全部負担したため、金銭面でほかの家族に迷惑をかけることはありませんでした。

母親からは「お父さんは水くさい。私にまで内緒にするなんて」と言われ、兄弟たちからは「あなたばかり便宜を図ってもらって」と突き上げられ、家族間の関係がギクシャクしてしまったようです。



クエスト不動産経営管理(株) 石光良次


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