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■大津市の園児死傷事故について
2019年5月8日の滋賀県大津市大萱6丁目の丁字路で乗用車が歩道に突っ込みました。
結果として、二人の保育園児が亡くなってしまい、ご冥福をお祈り申し上げます。
この現場は、当社の近くの琵琶湖の湖岸沿いであり、当日もヘリコプターが飛んでいたのでビックリしました。
まさか、このような事故が起こるとは思えないような、見通しの良い交差点です。
保育園の記者会見があったのですが、報道陣から管理体制について問われる場面もありました。
明らかに、保育園に落ち度があったかのように、誘導しようとしていたのです。
ハッキリ言って、被害者である保育園に責任を問い詰めるのは間違いであり、報道のあり方について疑問に思いました。
まったく悪くない被害者に、よってかかってリンチをしているようなモノです。
現在のマスコミは、マスゴミと呼ばれるように「強きを助け、弱きを挫く」見本のようです。
子供を持つ親の立場から言えば、一日中室内で遊ばせることなどできません。
そして、外に出て遊ばせることも教育上として必要です。
今回は、保育園から出てすぐの交差点から、琵琶湖の湖岸の緑地で遊ばせようとしていたのです。
横断歩道を渡らずに、目の前の道路を横切ろうとして、事故をしたならば問題となります。
しかし、歩道の端を歩き、保育士がしっかりとガードした状態であったのならば、どうしようもありません。
プロレスラーかラグビー選手ならば、自動車を跳ね返すこともできるかもしれませんが、現実的ではないでしょう。
また、園児を背負って、ヒラリと自動車をかわすのは、漫画やアニメの世界です。
今回の事故では、右折車がしっかりと前方確認をしていないために起こりました。
直進車も、いきなり右折車が飛び出してきて、ハンドルをきってしまったようです。
反射的に自動車を避けようとして、歩道に乗り上げてしまった可能性が高いです。
しかし、直進車もブレーキをしていない点と、園児がいることを把握した運転ができていないので、過失がゼロにはならないでしょう。
ガードレールが無かったからと言う人もいるようですが、今回のケースはガードレールがあったとしても、横断歩道側からすり抜けていた可能性もあります。
また、付近はイオンモール草津や国道1号線の合流地点や近江大橋や瀬田の唐橋も近く、大渋滞が起きるスポットの近くです。
他に改修工事をすべきポイントが、あり過ぎるエリアなのです。
ハッキリと言えば、車が物凄く多いスポットなので、事故をゼロにすることはできないでしょう。
安全対策と言って、この場所のみを減速させようとすると、更に大渋滞ができてしまい、イライラ運転によって、事故も増えてしまうかもしれません。
滋賀県の南部地域は、京都の隣であり、人口も年々増えているのです。
また、滋賀県については自動車での移動が当たり前であり、完全なクルマ社会なのです。
結局、運転者ひとりひとりが、細心の注意をして、自動車の運転をすることしかありません。
このような事故を起こさないように、自分自身の運転を顧みましょう。
クエスト不動産経営管理(株)