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新一万円札の渋沢栄一さん

2019/05/13

渋沢栄一さんについては、急激に知名度が上がりました。

実は、渋沢栄一さんについては、『論語と算盤』で、以前からこのブログで何度も紹介をしておりました。


この渋沢栄一さんは、「日本資本主義の父」と言われ、500近い会社の設立に尽力されました。

第一国立銀行(現:みずほフィナンシャルグループ)、東京株式取引所(現:日本取引所グループの東京証券取引所)、東京ガス、東京海上火災(現:東京海上日動火災保険)、帝国ホテル、開拓使麦酒醸造所(現:サッポロビール)など、今も歴史を積み上げている大企業も多いです。

あまりにも関わった事業が多すぎるために、どのような功績を挙げた人物かすぐに説明できないので、知名度の低さにつながっているのかもしれません。


当時は、まだまだ小国で、下手をすれば欧米列強国に植民地化されかねなかった日本の国力を高める必要がありました。

ただし、一人の出資者が、会社の持ち主として支配することを避けました。

多くが出資者として企業の設立に参加して、事業から生じる利益を分け合うことをしました。

そして、民間企業である以上、利潤の追求は当然ですが、私益のみを追求するのではなく、社会の発展を実現するために必要な人材と資本を合わせて、事業を推進されたのです。

民間の散らばった個々の状態では微力なのですが、力を合わせて新しい価値を創造への原動力にすると共に、同時に社会的価値も追求されたのです。



先日、新一万円の紙幣に、渋沢栄一さんが登場することになりました。

2024年上半期をめどに、千円、5千円、1万円の紙幣(日本銀行券)が一新されるのです。

1万円札は、1984年に聖徳太子から福沢諭吉になって以来、40年ぶりの人物の刷新となります。



行きすぎた資本主義は、お金儲けだけが目的となり、格差社会の溝を深めるばかりです。

メディアの取り上げる報道は、お金と男女のゴシップなど内容の無いモノばかりで、マスゴミと言われる始末です。

このタイミングで、一万円札に採用されたと言うことは、改めて「日本資本主義の父」が熱望した『道徳経済合一説』を見直す機会が到来したと捉えるべきではないでしょうか。



クエスト不動産経営管理(株) 石光良次


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