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保険の仕組

2019/03/17

長い人生を歩む上で、どうしてもつきまとうトラブルの数々。

それらに備えるために、「生命保険」や「損害保険」があります。

保険は、少ない負担で、大きな「ほしょう」が得られるのです。


私たちの暮らしには、とてもたくさんのリスクがあります。

独身者も既婚者も、病気・けがによる入院や死亡など、健康や生命に関わるリスクは常に存在します。

住まいを購入すれば、建物や家財道具が火災や台風・竜巻・地震などの自然災害で被害を受けるリスクがあります。

賃貸住まいでも、家財道具が被災するリスク、大家に対する損害賠償のリスクも考えられます。

車を持てば、事故で他人や同乗者を死傷させるリスクがあります。

こういったリスクに、あらかじめ備えられるのが保険です。


場合によっては、とても高額なお金が保険金として支払われるものですが、一体どのような仕組みで成り立っているのでしょうか。


例えば、1,000人のグループのうち、10人に何らかのリスクによる金銭的損失が100万円ずつ発生したとします。

このケースの損失額は、合計1,000万円です。

1,000人の人が1人1万円ずつ支払えば、損失を「ほしょう(生命保険は保障、損害保険は補償)」できることになります。

いつ・誰が・どんなリスクでいくら損失を受けるかはわかりませんが、1人1万円の負担(保険料)で100万円の「ほしょう」を受けられるわけです。


このように、少ない負担で大きな「ほしょう」が得られるのが、保険の基本的な仕組みです。

この仕組みの根本的な考え方は、誰かが困ったときのために、みんなで助け合おうという相互扶助です。

この仕組みでは、人は「自分のためにも、他人のためにもお金を出して備えている」ということになります。


いつ・誰がリスクを被るかはわかりませんが、確率論の基本法則である「大数の法則」を使えば、発生する確率を計算できます。

例えば、サイコロを振り続ければ振り続けるほど、1~6の目が出る確率は、それぞれ6分の1に近づいていきます。

保険会社は、これと同様に、過去のデータからリスクを発生する確率を計算しています。

そして、確率を元に1人ひとりの保険料を決めます。

その際、保険に入る人が公平であるよう、リスクに見合った保険料を設定します。

例えば、若い人と年配の人では、死亡率は年配の人の方が高いので、同じ保険料で加入できては不公平です。

そこで、年配の人の保険料を高くすることで公平を保ちます。


住まいも木造と鉄筋・鉄骨造では火災や自然災害で受ける損失が異なりますし、自動車保険も若い人と中高年では事故率が異なります。

ですから、人・モノそれぞれのリスクに見合う保険料を設定することで、加入者どうしの公平性を担保しているわけです。

リスクに見合った保険料を設定することで公平性を担保しているのです。



クエスト不動産経営管理(株) 石光良次


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