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■投機について
【投機】は、短期間での値上がり利益を期待して、株式などの資産を購入・売却することを意味します。
株式であれば、企業業績のような基礎的な価値に注目するのではなく、市場の価格変動に注目して、値上がりを狙います。
価格上昇の根拠がはっきりしないような場合に、それに追随して値上がり利益を狙う場合などは、【投機】とされています。
【投機】の場合は、時期やタイミングでお金を投じて、短期的な値上がり益を狙うことを意味します。(空売りの場合は値下がりによる利益を狙います)
つまり、株式であれば売上高や利益などの業績全般、債券であれば財務の健全性といった経済的な基礎要素に注目するのではなく、市場の価格変動の要素に注目して、値上がり利益を狙うことを意味します。
【投機】の場合は、市場の価格変動に注目して、売買を行うため、保有期間が短くなる傾向があります。
保有期間が長くなると、経済的な基礎となる要素(ファンダメンタル要因)が価格変動に影響し、長期間の保有の場合は投資になります。
【投機】の場合は、市場の価格変動に注目して売買を行うため、価格変動を示したチャートや売買動向など過去のデータを基にした、テクニカル分析によって売買を行うこともあります。
また、全く何の根拠や証拠に基づかず、勘で売買をすることさえあります。
【投機】の場合は、短期的な売買となるため、短い保有期間の間に、売買対象の経済的な価値が増加しません。
誰かが勝って(利益を得て)、誰かが負ける(損失を出す)ことになりがちです。
参加者の利益を全て足した総和が、ゼロとなるゼロサムゲームとなりやすい傾向があります。
【投機】の場合は、経済的な基礎要因に基づいて投資をするわけではありません。
価格変動に注目して、市場の流れに乗った売買を行うため、売買の根拠や証拠に乏しくなり、一か八かの【運】次第の売買となってしまうことがあります。
【投機】の場合は、市場の価格変動に注目して売買を行い利益を行いますが、価格変動が乏しければ利益を得にくくなります。
その為、価格変動が乏しい資産は、【投機】の売買対象に向いていません。
株式やFX、先物などが、【投機】に利用されます。
【投機】の場合は、価格変動による利益を狙うため、必然的に価格変動が大きな資産を売買することが多くなります。
【投機】については、リスク(価格変動)が大きくなります。
そのため、短期間で大きな利益を得られる可能性がある一方、大きな損失を出す恐れがあります。
【投機】の場合、短期的な価格変動によって得られる値上がり益を増やすために、『レバレッジ』を掛けることがよくあります。
必ずしも「レバレッジ=投機」ではありませんので、違いを知りましょう。
【投機】のメリットは、短期間で利益が得られる可能性があることです。
【投機】は、ハイリスクハイリターンの売買となることが多く、短期間で大きな利益を得られる可能性があります。
一方で、短期間で大きな損失を出してしまう可能性があります。
結果が出るまでの時間が短いという点は考え方次第では、【投機】が投資よりも優れている部分となります。
【投機】の場合は、価格変動のみを分析すれば、売買が可能になります。
市場の価格変動にはある種の癖があるため、市場の価格変動を分析して傾向を掴み、適切なタイミングで売買を行うことができれば、利益を上げられる可能性があります。
【投機】のデメリットは、大きな損失を出す可能性があることです。
【投機】の場合は、ハイリスク・ハイリターンの売買をすることが多く、結果的に大きな損失を出してしまうことがあります。
投資でも大きな損失を出すことはありますが、投機はその性質から価格変動リスクが大きい資産を扱うことが多いため、大きく利益を得る人がいる一方、大きく損をしてしまう人がいることも事実です。
【投機】の場合は、根拠や証拠に基づかない【運】次第の売買となってしまうことがあります。
そのため、投資とは違って一か八かの売買となり、【運】試しのようになってしまう場合があります。
利益が得られたとしても、たまたまであって再現性がなく、市場で勝ち続けることが難しい場合があります。
【投機】の場合は、資産を短期間の保有が多く、ゼロサムゲームとなりがちです。
そのため、誰かから富を奪ってきて損失を出させることで、自分が利益を得ることになる場合があります。
そして、【投機】は投資とは違って利益の奪い合いになることから、参加者のレベルが高く、利益を得るのが難しい側面もあります。
【投機】的な売買が行われると、市場での売買が活発になり、市場の流動性も高まります。
【投機】を行う市場参加者がいるからこそ、売買に厚みが出て、取引が成立しやすくもなります。
【投機】による裁定行為が活発に行われることで、資産価格が妥当な価格に収まりやすくなることもあります。
クエスト不動産経営管理(株) 石光良次