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■クレーム対応業務の全て②
④謝罪
クレームの意味を把握した上で、いよいよ謝罪です。
1次クレームでも2次クレームでも「実際に謝罪をする」という場面が出ます。
謝罪には、やり方が何通りもあります。
注意点としては、次のポイントを押さえましょう。
(1)明確化(線引き)
「どこまでを、どう謝罪するか?」という線引きです。
何から何まで全て謝罪をしたということで、逆に入居者に勘違いされ、舐められ、さらに違う対応を求められるケースがあります。
本来なら謝るべき部分でないところまで、謝ってしまうことは絶対に避けなければいけません。
謝罪をするときにおいては、「どこからどこの部分に関して、きちんと何について謝罪をするか?」という明確化(線引き)が必要です。
(2)頻度
やはり、1回の謝罪だけでなくて、こまめに「この部分については本当にご迷惑をお掛けしました」と、頻度を重ねて謝罪を行います。
これにより信頼残高を上げていきます。
(3)誠意
誠意を持った謝罪をするということが大切です。
また、ケースバイケースですが、明らかに、物件に問題があって入居者に迷惑をかけた場合には、手土産を持参した上で誠意をもって謝罪します。
(4)手土産
手土産を持って謝罪に行くケースでは、どのような手土産を選択すればいいか悩まれるオーナー様もおられます。
私は、重いものを手土産に選ぶことをオススメします。
やはり重さが誠意を表わすというところもあります。
お煎餅を渡すよりは羊かんを渡す。
軽い海苔を渡すのではなく、重い缶ジュースを渡す。
そういう風な形で、重さをもって手土産を選択するのがオススメです。
また、クレームを言ってきた人の具体的な生活習慣や年齢、性別などを考えて、「この人にはこの品がいいかな」と、選んでいくことも大切です。
ビール好きなら、ビール。
これもビール券ではなく、現物のビールを持っていきます。
これも軽いものより重いものです。
例えば、ファミリー物件に入居されているご高齢の方の場合、小分けにされていない羊かんがいいと思います。
ゼリーなどのお菓子でも、期待値を上回り、満足される方は多いです。
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